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四季便りバックナンバー
 
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2021.05.11
「ウッドショック」という言葉を聞いたことがありますか?「まだ聞いたことはない」という方もみえるかもしれませんが、たぶん数週間後には普通にニュースなどで報道される言葉になっているはずです。ウッドショックってどういうことかと言うと…70年代のオイルショック同様、材木の流通が激減している状態を指す言葉です。そうなんです…今、日本の材木業界では大変なことが起きているのです。

僕がこれを最初に聞いたのは、たしか今年の年明けからしばらく経った頃だったと思いますが、取引先の材木問屋から「最近、米松(ベイマツ)が品薄なんで、必要だったら早めに発注してくださいね」と、まぁこんな軽い感じで注意喚起されたのが記憶に残ってます。

これまでもそんな感じで一時的に何かが不足して、多少価格が変動したりとか代替品を使うなんてことはちょこちょこあったんです。で、しばらくすると元の状態に落ち着く…なんてことを繰り返していたので、「あぁ、またか…」というくらいに思っていたのです。でも、なんだか今回は雰囲気が違う…とうとう、「現場が止まった」とか「プレカット工場が止まった」とか「大工が仕事を失った」とか、割と身近なところからもそんな声が聞こえるようになってきました。

では、ウッドショックの原因はと言うと…僕も又聞き的なことしか言えないので、詳しく知りたい方は「ウッドショック」で検索してもらいたいのですが、どうも一元的な理由ではないようです。

まずは、アメリカの木材需要の爆上りが挙げられます。事情はどこの国も似通っているとは思いますが、アメリカはコロナで冷え切った経済を立て直すための政策で、住宅ローンの金利を大幅に下げました。また、テレワークへの移行を受けて郊外への住み替えもトレンドとなり、住宅の着工数が激増…木材の需要も増えるという流れです。

そして、中国でも好景気による住宅需要が伸びていて、北米産の構造材(主に米松)は二大大国での消費に流れて行っているようです。日本はすでにかつての消費大国になったのか??と思ったりもしますが、実はもともと北米産材の数パーセントかせいぜい1割くらいしか消費していないみたいで、そのうえ日本は品質に結構厳しいのです。要は売り手としてみれば「少ししか買わないうるさい客」なわけです。そうなると、あんまりうるさくない客で大量に買ってくれる中国や米国本土に売った方が、商売としては楽なのでしょうね。

この点は苦しくもありますが、希望が見えないわけでもないと思います。なぜかと言うと、このウッドショックは世界中から木がなくなったわけではなく、商売上の都合で人為的につくられた流れ…という見方もできるのではないかと思えるからです。世界中から木がなくなったのであれば、建築業界の問題どころか「地球大丈夫??」という話になってしまいますよね?

それと、北米材だけではなく北欧から輸入している材木も多いのですが、実はこちらも滞っているようです。理由はコンテナ不足らしいです。コンテナが不足していると言われてもピンとこないですよね…コンテナなんて世界中を流通しているものなので「どこかにはあるんでしょ」と思ってしまいますが、その流れが激変しているのは間違いないです。

理由はやっぱりコロナです。人も物の流れも一旦ほぼ止まってしまいましたから、これまでいい感じで流れていたものが滞留して、非常にバランスの悪い状態になっているのでしょうね。一旦止まった流れが元に戻るには、それ相応の時間が必要なのかもしれません。いずれにしても、コロナから一年以上経った今、コロナを遠因とするいくつものファクターが絡み合って「ウッドショック」という形で僕たちに覆いかぶさってきてます。

で、四季の家工房はどうするの??という話ですが…住宅の部材としては、柱や床、屋根の材料は国残材(主に桧)を使ってきましたが、梁や桁のような横架材は米松を使ってきました。杉を使うという選択もありましたが、お客様が杉を希望される場合以外は桧と米松の組み合わせを主な構造材としています。

なぜかと言うと、杉は材の性質が柔らかいためビスの効きがイマイチ心配なんです。と言うのも、現代の木造住宅には耐震を目的とした補強金物が必須なのですが、そのほとんどがビスで止め付けるタイプの物です。相手が桧や米松ですとインパクトドライバーでガンガンに締めても木材が破断することはまずありません。

ところが相手が杉の場合、ちょっと強く締めると材木の方が負けてしまってビスが空転するという状況があるのです。なので、締め込みは手加減して空転する直前でやめるんですが、これがなかなか難しく、気を付けていてもたまに空転させてしまいます。

そんな時は金物の位置をずらすとか、柱の反対側に付けなおすとかするんですが、あまり繰り返していると穴だらけにしてしまうのでとにかく気を遣うのです。そんな訳で、たわみやせん断力にも強く、乾燥もしかり、安定供給されていた米松を使うことに何の迷いもありませんでした。

それが入ってこないとなると、どういう対応ができるのだろう…?杉や桧などの国産材なら手に入るのかと言うと、これも難しくなっていています。もともと日本の林業は、地形的な特徴もあり小規模経営の林業が点在しているので、国産の材木に需要が集中してしまうと対応しきれなくなるのではないかと言われています。

関連した記事を読んだりセミナーを聞いたりするんですが、先行きを見通せるような情報は入ってきません。入ってくる情報としては、契約を締結するときの注意事項とか、価格転嫁の同意を取るとか、そうした経営を守るという視点からのものが多いです。

とにかく今できることは、工事中または計画中のお客様に対して、できるだけ前倒しで発注をかけて材料を確保していくしかありません。正直な話、「こうすれば大丈夫」とか「いつになったら終焉する」とか、そういうことは現段階で何も言えない状況です。対応策らしいことを宣言できないのはもどかしいですが、また情報が入りましたらお知らせしていきます。
  小野  
 
2021.04.06
今年の始めから工事をしていた、小さな保育園が完成しました。いよいよ園児の募集が始まるので、ちょこっと紹介させてください。

特徴は「小さい」です!そして少人数…定員は、なんとたったの9名です。この保育園は待機児童問題解消するために2015年に施行された「小規模認可保育事業」という制度を使った施設でして、この制度を使うと空き家や空き店舗、さらにはマンションの一室などでも保育園を開業することができるそうです。

保育スペースの床面積に対して預かれる子どもの人数も決まってくるので、それこそ小さいところでは定員5名とかの保育園もあったりするみたいです。待機児童が多い都市部ではけっこう増えているみたいで、近場ですと例えば岐阜市とかで検索するとたくさん出てきますし、それこそ名古屋とか東京だとものすごい数の園が運営されています。

保育園今回のこの保育園は、僕たちの地元である岐阜県山県市においては初の施設となります。では…ご紹介しますね。保育園の名称は「ねっこ園」と言います。

まずはねっこ園が提唱する保育の目標と言うのがありまして、

・安心できる環境を考え続ける。
・感性豊かな子どもになることを願う。
・自然に遊びが湧き出る環境を保証する。
・子どもと大人が相互的な信頼関係を保てるようにする。

…とあります。また、「まち保育」という考え方を取り入れていまして、「地域社会と一緒になって、子どもが自ら発見し、人や物とかかわろうとする力を伸ばそう、そして暖かく励まし支える、そういう関係性を広げる保育を目指す」とあります。

僕はこの「ねっこ園」を開業するNPO山県楽しいプロジェクトさんとは以前からつながりがありまして、僕たちが続けてきた「職業体験・キッズスタジオ」というイベントをつくってきた仲間であり、人となりはよく知った仲なのです。ですから、この保育の目標とかこの文言の一言一句が決して飾られた言葉ではなく、本当に心から信じる方向性を言葉にしたのだなぁとわかるのです。

ずっと以前から「いつかは保育園をやりたい!」って夢を語ってましたし、子どもと自然に触れさせるイベントなども続けてこられた方です。その夢の実現のパートナーとして四季の家工房を選んでいただいたことは、本当に嬉しいことです。

つくらせてもらった側として建物のことにも触れておきますと、この保育園は新築ではなく、もともと喫茶店だったテナントを改修して保育スペースや給食室などをつくりました。初めて見に行った時は、喫茶店だった内装はすべて撤去され、鉄筋コンクリートの構造体がむき出しの状態でした。

保育園ここを保育園にするのですが…テーマは「杉」です。「ねっこ園」と言う名称からもわかるように、材料に関しても「子供たちに自然な素材に囲まれる空間を提供したい」っているオーナーさんの思いが感じられます。

杉は柔らかくて弾力性もあり、手触りや足触りもとっても気持ちの良い材料です。子ども達が走り回ったり、時に転んだり、壁にぶつかったり…いろいろな場面を想像しながら「なるべく優しい材料を使いたい」、半面杉はキズもつきやすいので「きっと数年後には床も壁もキズだらけになるんだろう」ということもきちんと受け止めて、「それでも杉を使いたい」という強い思いですね。

そして、杉板を加工するのは、山県市の地場産業でもあります。…と言うわけで、今回の工事の内装材は床も、壁も、家具も、身体に触れる部分はほぼ全て地元産の杉を使うことになりました。と言うか、最初っからそういう前提なんです。唯一、水まわりだけは「掃除や管理のしやすさ」という面で、クロス貼りで仕上げています。当初はここも杉板、杉の壁をご希望だったんですが、子どもは何しでかすかわからない…ってことで、掃除や万が一の貼り替えが可能なように、ここはあえてそうさせてもらいました。

ということで、自分で言うのも何ですが、木に囲まれた優しい空間ができたと思います。一度この空気感を感じに来てみてください!ここからは僕たちの手を離れてねっこ園のスタッフの皆さんによる運営が本格的に始まりますが、地域のこうした取り組みに関わらせてもらえて嬉しく思います。

最後に、ねっこ園のfacebookをご紹介させていただきます。
ねっこ園のfacebook
  小野  
2021.03.11
カフェの建築 カフェの建築カフェつくってます!昨年暮れに配管工事と土間のコンクリート打設を終え、年明けから木工事、そして現在はお客様の手で仕上げ工事のDIY中です。

このお店…カフェなのですが、おしゃべりを楽しんだりまったりとくつろぐような、いわゆるカフェじゃなくて、一言で表現するとすれば「ワーキングカフェ」というのが一番わかりやすいかと思います。10年くらい前だと「はぁ?それ何??」という感じだったでしょうが、最近ではこんな言葉も耳にするようになりましたし、ネット環境の充実とコロナの影響も相まって都市部ではすでに当たり前の存在になってきました。

関連するキーワードとして思いつくまま挙げてみても、「シェアオフィス」「コワーキング」「リモートワーク」「レンタルオフィス」「ワーケーション」「働き方改革」「副業解禁」などなど…どれも10年前にはあまり一般的でなかった言葉たちが、今では日常会話でもちょいちょい出てくるくらい、普通になってきています。それが大都市だけではなく地方都市や市町村から、それこそ四季の家工房がある山県市の山奥まで、全国各地でわらわらと増えてきているのが従来の環境とネット社会の大きな相違点だと思います。

話は脱線しますが、四季の家工房が運営するゲストハウス「美山ハウス」にも、お仕事をするという目的でわざわざ遠方から宿泊に来られるお客様もみえるんです。WI-FIと机と静かな空間はありますんで、PCを持ち込んでもらえばオフィスになっちゃうのです。

前置きはこのくらいにしてお店の紹介に戻りますが、実はどのようなスタイルで営業するかはあまりかっちりとは決まっていないのです。なので、このご紹介はお店の公式な発表ではなく、僕がこれまでオーナーさんとの打ち合わせでやり取りしてきた印象から、「多分こんな感じのお店になるのかな…」というあくまでも僕目線のコメントになりますんで、そこのところはご了承くださいね。

オーナーさんは本業がフリーランスのWEBデザイナーをされており、現在はご自宅の一室を事務所として使っています。僕ももともと仕事を始めたころは自宅兼事務所だったのですが、自宅で仕事をするのはメリットもあればデメリットもあるんです。メリットとしては通勤時間ゼロとか、いつでも作業できるとか、経費の節約などが挙げられますが、逆にずるずると仕事をしてしまうとか、仕事に集中できないとか、根を詰めると何日もこもってしまうとか、デメリットもいろいろとありました。

同じような経験をしてますし、もともとこのオーナーさんとは今回のご依頼をいただく前からお付き合いがありまして、何となく考え方とか価値観はわかる部分がありました。ですが、計画していく当初「どうしても主軸が何なのかが掴みづらかった」というのが若干ありまして、まぁそこを掴んでいくのが打ち合わせとご提案を繰り返すという作業になるのですが、結論としては「あまりかっちり決めない方が良い」というのが今回のお店づくりの方針と言うか前提みたいな感じになりました。

「オフィスに困っている人に場所を提供する」とか「起業にチャレンジする人を応援する」とか前提とすることはあるのですが、そもそも需要があって求められるスペースをつくっているのではなく、需要を掘り出すと言うか新しいスタイルの提案のような、オーナーさんにとってもこのお店づくりはチャレンジです。
お店であると同時にご自身の仕事の場にもなるわけなので、コーヒーを提供して稼ぐという「喫茶店」が求められているわけではなく、まずはご本人にとって居心地の良い、仕事がはかどる空間であること、そして将来的にどのようなお店に変化していくか未知数なため、できるだけ造り込まず可変的であることを念頭に、形としておしゃれなカフェにつくり上げていくのが今回の僕たちの仕事です。

じゃ、どんなお店になるのかちょこっとだけ具体的に説明しますと…壁や天井は構造のままオーナーさんがDIYでペンキを塗って仕上げとしました。外壁のALC(軽量コンクリート板)や界壁のコンクリートブロック、鉄骨などは、かつての造作による釘穴やキズなど残したまま真っ白に塗ってもらったのですが、これが結構シャビーでいい感じになりました。トイレや厨房など室内の間仕切りは、合板でつくった箱を置いたようなイメージでローコストで軽やかにつくってあります。

カフェの建築 カフェの建築唯一手間暇かけてつくり込んだのは、お店の顔となるショップフロントのみです。ブルーグレーに塗装した木のグリッドにガラスをはめて、出入り口には木の扉を建て込みました。

このお店のテナント…外から見るとちょっと古さを感じる建物なのですが、南側は並木のある通りに面してまして「お店の中からはガラス越しにこの並木が見えると良いなぁ〜」という思いでガラス面を多くとり開放感のあるフロントにしました。

南面の開口部の取り扱いには難しい問題もあって、明るいというメリットだけではなく、逆に陽が入りすぎるというデメリットもあります。できるだけこの相反する問題をクリアするために、ガラスにもこだわりまして、熱線の反射と断熱性能の高いLow-eという金属膜をコーティングした複層ガラスをはめ込みました。…と、こだわってみたのですが、実は先日、並木が一部間引きされてしまいました。チェンソーで伐採された時はガ〜ンという感じでしたが、全部なくなったわけではないのでまだまだ新芽のシーズンや紅葉のシーズンは楽しめそうです。

スミマセン、僕目線で書くどうしても建物のご紹介ばかりになってしまうのですが、やっぱりカフェなので飲み物について触れないわけにはいきませんね。ここのオーナーさんかなりのこだわり屋さんでして…そこそここだわり屋の僕から見てもかなりのこだわり屋の方なので、その人の「飲み物の質にはこだわる」という言葉には強いものを感じます。コーヒー豆は岐阜の有名店から取り寄せるとか、エスプレッソマシンも結構良いものを導入したりして、ラテ、抹茶ラテ、チャイ…とメニューを考えてみえる真っ最中です。どんなお店になるのか、僕自身とても楽しみにしています。

さて、気になるお店のオープンですが…実はまだ決まってません。オーナーさんも本業のかたわらお店づくりをしてますんで、たぶん4月中には何とかなるのか…という曖昧な感じでぼちぼち進んでいます。なにせ屋号もまだ未定でして、こんな中途半端なお店紹介になってしまいました。興味がある方は四季の家工房までお問い合わせくだされば、決まり次第お知らせいたします。あ、場所は関市内です!
  小野  
 
2021.01.01
あけましておめでとうございます。

つい先日、「令和」になったばかりと思いきや、はやくも3年目になりました。昨年は本当に思ってもみなかった事態が起こり、仕事や学校、生活の環境も大きな影響を受けましたが、その分、学ぶことも多かったのではないかと思います。

私たちはどのように行動し、あるいは自粛し、どうやって自分や周りを守ればよいかも学びました。昨年、まったく知識も情報もない状態で手探りで恐れていた私たちと、今の私たちは違うはずですね。

とにかく、前向きな気持ちを忘れずに、今年も頑張っていきましょう。今年は、なんとか、なんとか、普通の暮らしが戻ってきますように。
  小野  
 
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