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- 四季便り2025


2025.02.04
本巣市の山の中に素敵なお菓子屋さんがやってきます。やってきます…って言うのは、もともと本巣でお店をやっていたわけではなく、名古屋の人気店が何故か本巣の山の中に引っ越して来るのです。
今回、いろいろなご縁がつながってお店づくりのお手伝いをさせていただきました。絶対美味しいんで、ちょこっとご紹介させてもらいます。
そのお店の名前は「biscuiterie gourmandise(グルマンディーズ)」さんと言って、もともとは千種でお店を出して見えました。僕も以前の千種のお店には一度だけ伺ったことがあるのですが、小さいのだけどとってもこだわりの詰まったお店で、一歩入った瞬間に「お店=オーナーのお人柄」を感じてしまいました。
落ち着いたグレイッシュな内装にアンティークの家具や小物が所せましと置かれていて、きっとひとつひとつに思い入れがたくさんあるのでしょう。「この木の箱は何?」って聞いたら「いつどこでどんな人から譲ってもらった」とか、きっとそれぞれの物語を語ってくれそうな、そんな雰囲気のお店です。
そして、もちろんお菓子がとっても美味しいのです。僕はその時はエクレア2種類と焼き菓子を少しいただいて帰ったのですが、エクレアにはやかましいカミさんがおおいにうなずきながら食べていたので間違いはありません!
そんなグルマンディーズさんが長年親しんだ千種を離れて、なぜ本巣の山奥に??そこは僕があれこれ詮索しても仕方がないのですが、人間誰でも長く仕事を続けてくると環境や少し生き方を調整したくなるタイミングというのがあるのだと思います。
まぁ、ご縁という部分で事実だけお知らせしておきますと、今回グルマンディーズさんがお店を移転する建物と言うのが、四季の家工房で2008年に改修工事をさせていただいたSさんのお宅なのです。
Sさんはこの土地で二人の娘さんを育てながら、ご自身では狂言の演者としても活動されていました。毎春この里山を舞台に狂言の公演を行い、僕も毎年見に行くのを楽しみにしていました。
そんなSさんもお歳を召され、2年ほど前に本巣の地を離れて娘さんの住む都会に転居され、住まいは売りに出すことになりました。ちょうどその頃「名古屋を離れて自然が多いところでお店を…」とあちこち探していたグルマンディーズさんと、Sさんのご縁がつながったわけです。
Sさんご家族と四季の家工房とは、工事後も狂言や建物のメンテナンスなどを通してお付き合いは続いていました。建物を売りに出すことになったというタイミングでも、事の流れをご連絡をいただいたばかりか、Sさんが使っていた道具類や資材など譲っていただいたりと、とても良くしていただきました。そして、グルマンディーズさんに四季の家工房をご紹介くださいました。本当に感謝しております。
で、ご縁がもうひとつありまして…「Sさんご紹介の四季の家工房とはどんなとこかなぁ」と言うわけで、グルマンディーズさんは四季の家工房のホームページを隅から隅まで見ていただいたようです。そこでとっても気になる記事にピカーンと来た(ご本人がそう言ってました)とのことです。
それは…四季の家工房結成時に全員で行ったフランスでの藁の家の工事記録でした。ノルマンディーのラ・バーバリーという農場の一角に、僕の友人のフランス人が藁の家を建てたいということで呼ばれまして、2週間ちょっと農家に住み込んで上棟作業をしてきました。
ご縁と言うのは、そこでパン焼きの修行をしていたS君という若者がいたのですが、グルマンディーズさんとS君とはお友達同士ってことなんです。で、グルマンディーズさん自身「いつかは行ってみたい」と思っていた場所だったそうで、そこを造った四季の家工房をお店づくりのパートナーとして選んでくださいました。どこでどう縁がつながるか、ホントわからないものです。
ちなみにS君、僕の記憶からは長い間遠のいていたせいか、S君の名前が出てからピンとくるまで数秒かかってしまいました。僕の中では修行中の若者と言うイメージのままですが、今ではパリでパン屋を独立開業している凄腕のパン職人になっているそうなんです。しかも、並んで買い物するのが大嫌いなフランス人が並んでも買いに来るっていうパン屋だそうで、すごいですね〜!
こういうご縁があって、グルマンディーズさんから正式なご依頼のメールをいただいたと言うわけです。そして、千種のお店を訪ねて買って帰ったエクレアがとっても美味しかった…って話につながるんですが、それ以外にも結構いろいろなことが起きて、本巣のお店がほぼほぼ出来上がったのが2024年の暮れのことです。
その、いろいろな部分はまた別の機会にご紹介しますが、オープンはもう少し先…この春頃かな?
今回、いろいろなご縁がつながってお店づくりのお手伝いをさせていただきました。絶対美味しいんで、ちょこっとご紹介させてもらいます。
そのお店の名前は「biscuiterie gourmandise(グルマンディーズ)」さんと言って、もともとは千種でお店を出して見えました。僕も以前の千種のお店には一度だけ伺ったことがあるのですが、小さいのだけどとってもこだわりの詰まったお店で、一歩入った瞬間に「お店=オーナーのお人柄」を感じてしまいました。
落ち着いたグレイッシュな内装にアンティークの家具や小物が所せましと置かれていて、きっとひとつひとつに思い入れがたくさんあるのでしょう。「この木の箱は何?」って聞いたら「いつどこでどんな人から譲ってもらった」とか、きっとそれぞれの物語を語ってくれそうな、そんな雰囲気のお店です。
そして、もちろんお菓子がとっても美味しいのです。僕はその時はエクレア2種類と焼き菓子を少しいただいて帰ったのですが、エクレアにはやかましいカミさんがおおいにうなずきながら食べていたので間違いはありません!
そんなグルマンディーズさんが長年親しんだ千種を離れて、なぜ本巣の山奥に??そこは僕があれこれ詮索しても仕方がないのですが、人間誰でも長く仕事を続けてくると環境や少し生き方を調整したくなるタイミングというのがあるのだと思います。
まぁ、ご縁という部分で事実だけお知らせしておきますと、今回グルマンディーズさんがお店を移転する建物と言うのが、四季の家工房で2008年に改修工事をさせていただいたSさんのお宅なのです。
Sさんはこの土地で二人の娘さんを育てながら、ご自身では狂言の演者としても活動されていました。毎春この里山を舞台に狂言の公演を行い、僕も毎年見に行くのを楽しみにしていました。
そんなSさんもお歳を召され、2年ほど前に本巣の地を離れて娘さんの住む都会に転居され、住まいは売りに出すことになりました。ちょうどその頃「名古屋を離れて自然が多いところでお店を…」とあちこち探していたグルマンディーズさんと、Sさんのご縁がつながったわけです。
Sさんご家族と四季の家工房とは、工事後も狂言や建物のメンテナンスなどを通してお付き合いは続いていました。建物を売りに出すことになったというタイミングでも、事の流れをご連絡をいただいたばかりか、Sさんが使っていた道具類や資材など譲っていただいたりと、とても良くしていただきました。そして、グルマンディーズさんに四季の家工房をご紹介くださいました。本当に感謝しております。
で、ご縁がもうひとつありまして…「Sさんご紹介の四季の家工房とはどんなとこかなぁ」と言うわけで、グルマンディーズさんは四季の家工房のホームページを隅から隅まで見ていただいたようです。そこでとっても気になる記事にピカーンと来た(ご本人がそう言ってました)とのことです。
それは…四季の家工房結成時に全員で行ったフランスでの藁の家の工事記録でした。ノルマンディーのラ・バーバリーという農場の一角に、僕の友人のフランス人が藁の家を建てたいということで呼ばれまして、2週間ちょっと農家に住み込んで上棟作業をしてきました。
ご縁と言うのは、そこでパン焼きの修行をしていたS君という若者がいたのですが、グルマンディーズさんとS君とはお友達同士ってことなんです。で、グルマンディーズさん自身「いつかは行ってみたい」と思っていた場所だったそうで、そこを造った四季の家工房をお店づくりのパートナーとして選んでくださいました。どこでどう縁がつながるか、ホントわからないものです。
ちなみにS君、僕の記憶からは長い間遠のいていたせいか、S君の名前が出てからピンとくるまで数秒かかってしまいました。僕の中では修行中の若者と言うイメージのままですが、今ではパリでパン屋を独立開業している凄腕のパン職人になっているそうなんです。しかも、並んで買い物するのが大嫌いなフランス人が並んでも買いに来るっていうパン屋だそうで、すごいですね〜!
こういうご縁があって、グルマンディーズさんから正式なご依頼のメールをいただいたと言うわけです。そして、千種のお店を訪ねて買って帰ったエクレアがとっても美味しかった…って話につながるんですが、それ以外にも結構いろいろなことが起きて、本巣のお店がほぼほぼ出来上がったのが2024年の暮れのことです。
その、いろいろな部分はまた別の機会にご紹介しますが、オープンはもう少し先…この春頃かな?

2025.01.01
あけましておめでとうございます。令和7年。西暦2025年のスタートです。
今年は住宅業界では大きな改変がある年でして、建築基準法が更新され、住宅の省エネ基準への適合も義務化される年です。これは国が示す2050年「全ての住宅をカーボンニュートラルに」を目標とした歩みのひとつです。
四半世紀後の2050年に日本が世界がどうなっていくのか、カーボンニュートラルは達成できるのか…今年は大きな転換期になるかもしれません。
ただ、僕たち四季の家工房としては、やることはあまり変わらないかもしれません。手続き上の違いはありますが、建物の仕様としてはこれと言って変える必要はなさそうです。逆に言えば、これまでやってきたことがあながち間違いではなかった、と実感したりもしています。
幸せな住まいづくりに、今年も四季の家工房をよろしくお願いいたします。
今年は住宅業界では大きな改変がある年でして、建築基準法が更新され、住宅の省エネ基準への適合も義務化される年です。これは国が示す2050年「全ての住宅をカーボンニュートラルに」を目標とした歩みのひとつです。
四半世紀後の2050年に日本が世界がどうなっていくのか、カーボンニュートラルは達成できるのか…今年は大きな転換期になるかもしれません。
ただ、僕たち四季の家工房としては、やることはあまり変わらないかもしれません。手続き上の違いはありますが、建物の仕様としてはこれと言って変える必要はなさそうです。逆に言えば、これまでやってきたことがあながち間違いではなかった、と実感したりもしています。
幸せな住まいづくりに、今年も四季の家工房をよろしくお願いいたします。
