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四季便りバックナンバー
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2024.12.24
今年の四季の家工房は、リフォーム、リフォーム、リフォーム、と年間を通してリフォームをたくさん手掛けさせていただいた一年でした。

特に今年は「子育てエコホーム」「先進的窓リノベ」「給湯省エネ」など大型の補助金を利用した建物の省エネ化を計るリフォーム工事が多かったです。この補助事業は少し形は変わりますが、令和7年も運用されることが発表されていますので、今年逃してしまった方も引き続きご利用いただけます。

この補助金制度は、長期的には2050年のカーボンニュートラルを最終目標に据えた政策の一つで、「住宅もストックを含めすべてZEHと同等仕様にしましょう」という大きな流れです。この目標の根底には「CO2排出による温暖化を止めよう」というところにあるのですが、僕たち住宅のつくり手としてはそんな大上段に構えた目標よりも、まずは少しでも多くの方が快適な暮らしを少ないエネルギーで実現できるよう、自分たちの手でできる範囲でやっていくことが大切だと思っています。

また、住まい手の皆様にとっても「快適な住まい」が一番わかりやすく、肌感覚に近いことだと思います。それが引いては、環境だったり将来だったりに貢献できることだったらなおさら良し…ですね。

環境のこととなると、これはうかつに語ることはできないセンシティブなことなのですが、そもそも地球が温暖化しているかどうか、そしてそれがCO2の仕業なのかどうか、本当の本当のことは専門家であっても真実を知っている人がいないのではないだろうかと思ってしまいます。それだけ、地球のことはわからないことが多いってことです。

そのわからないことをネタにした、「環境利権」や「環境ビジネス」が横行していることは、まぎれもない事実です。庶民が良かれと思って行った行為が、何処かの誰かの私腹を肥やすことに使われては本末転倒…あってはならないことですね。

例えば、太陽光パネル。太陽光パネルが普及しだした15〜20年前はわかっていませんでしたが、生産から廃棄まで考えると単にエコと言い切れるわけでもない…と言うことがわかってきました。また、現在流通している安価な海外製のパネルは、人権を無視した強制労働によりつくられているとか、これまで見えなかった負の部分も見えてきています。

それでも、個人が個人の住宅の屋根に乗せて使う分には、もちろん悪くはありません。罪深いのは、山を切ったり田畑をつぶす大規模なメガソーラーです。これはエコどころか破壊でしかありません。

これは一例にすぎず、環境を謳い文句にした仕組みはいたるところにあって、それが本当に環境に良いのかどうか、常に判断をしていかなくてはいけません。ですから、最終消費者である皆様や、皆様の窓口となる僕たちつくり手はいろいろな方面から情報を集めて、何が正しいのか勉強していく必要がありますね。

今年も一年ありがとうございました。
小野
2024.12.06
木造建築を業とする建築屋(工務店)にもいろいろな種類がありまして、僕たちのような個人のお客様からの注文住宅をメインにしている建築屋や、建て売り住宅やアパートなどを扱う建築屋、店舗の内装を専門とする建築屋…と、細かく分けだすとかなりの業態があります。

その中でもお寺や神社などを専門とする社寺建築のいわゆる宮大工さんと言うと、技術や伝統の継承という意味からも木造建築界隈でのてっぺんに位置付けられているわけでして、お寺さんや神社が普請事を依頼するのはこういう社寺建築専門業者です。材料を見極めて集める力、加工して組み上げる技術、すべてを取りまとめる人間力、どこをとっても僕たちでは逆立ちしてもかなわない独特な世界です。

…なんですが、宗教施設関連の建物と言っても「堂」「塔」「伽藍」ばっかりではなく、その他いろいろな用途の建物があるわけで、全部ひっくるめてお寺なわけです。

で、その他いろいろの建物たちも、建物として使えれば何でもイイと言うわけにはいきません。参拝に詣でる方の信仰心を邪魔するようなダサい建物をつくるわけにはいかないんで、建築としての礼儀をある程度わきまえつつ、合理的な考え方やある意味妥協することも含めて、周りの雰囲気と調和するようにつくっていかなくてはなりません。

今年の終わりはそうした「宮大工に頼むまではないんだけど…」みたいな、だけども誰でもできるってわけではない、そんなお仕事をやらせていただきながら歳の暮れを迎えそうです。

竜頭稲荷様ひとつはこちら…関の善光寺の境内の、さらに奥の方に鎮座する竜頭稲荷様です。その祠を守るように小さな舎が建っているのですが、柱が腐り、壁の板がはがれ、だいぶあちこちに傷みが出てしまっていました。

また、壁の開口をビニールシートで塞いで、そのシートが劣化した上にさらにシートをかけて…みたいな補修の繰り返しも、逆に建物を残念な感じにしてしまっていました。

そこで今回、正面の柱を交換して基礎や土台も新たにし、外壁にはちょっと斬新な材料を使ってみることにしました。暮れからお正月にかけて参拝者が増えるので、現在ピッチを上げて造作中です。

お地蔵様の祠もうひとつがこちら…これは地元山県市のお地蔵様の祠です。現在の祠がだいぶ古くなって全体の劣化が進んでしまったので、今年新たに祠をつくり直すことになりました。

こちらは既設の祠を完全コピーしてつくりなおしたもので、来週あたりの吉日にお地蔵様に引っ越していただく予定です。
それにしても、日本人の根底に流れる信仰心というものは、とても力強いものがあります。よく「日本人は無神論者が多い」とか「オレは宗教には興味がない」とか聞きますが、これってウソですよね。そんことを言う人だって正月は初詣に出かけたり、道端のお地蔵様にツバする人なんていない訳で、いたら日本人とは言えませんよね。

全国いたるところに氏神様やお地蔵様が祀られていて、「めんどうだ、めんどうだ」と言いつつも、それをそれぞれの地元が管理し守ってきています。これってある意味すごい信仰心だと思います。「なんかわからんけど、やらんと気持ちわるい」という感じが、なんかちょうどよい距離間とでも言うか…。

こういう場で宗教について語るのは不適切だってことはわかりつつ、ついでなんでちょこっと思っていることを書きますと、「信仰は宗教より上にある」っていう思いがあります。

宗教に脅されて信仰するなんてのは完全に間違っていると思うのですが、でもこれがけっこう顕在化してしまっています。それこそが争いの基で、ニュースなんかによく出てくる○○教とか△△協会とか最たるところで、歴史的にも宗教は政治や商売に利用されてきたところが多いでしょう。

僕が思っている信仰心というのはそういった勢力争い的なことではなくて、「何かに対する畏れ」とか「ありがたいと感じる気持ち」そのものです。これにはウソがなく、その入り口と言うか形式として宗教が存在する方が自然なのではないかと思います。

余計な話に脱線してしまいましたが、今回のこうした建物は皆様の浄財によりつくらせていただいていると思うと、やはりこうしたことを考えずにはおられません。自分たちの仕事が、皆様に気持ちよくお詣りいただくためのいくばくかのお役に立てれば、つくり手としては嬉しい限りです。
小野
2024.09.02
早いものでもう9月、今年も1/3はすでに消化されちゃった…ということですね。

時の流れを感じるタイミングって、毎年なんとなく同じ時期のような気がします。例えば、1月が終わる時「もう1ヶ月経っちゃった」、桜が咲くと「もう4月か」、上半期が終わって下半期に突入する時、そして今8月から9月への数日間。楽しい楽しい夏休みが終わって新学期が始まるこの頃は…大人になって幾年も経ちますが、経つんですが(強調!)…なぜか今でも心がキュンとします。

お盆を過ぎると暑さの中にもなんとなく夏の終わりを感じるようになり、目一杯遊んだはずなのに何かやり残したみたいな、そんな少年時代の感覚を毎年この時期に思い出したりしています。

さて本題ですが、季節の変わり目になるといろいろと見直し作業なんかもしてみたりして、今回は今年の補助金事業の途中経過についてお知らせしておこうかと思います。

今年の補助金事業としては「2024住宅省エネキャンペーン」が一番の目玉でして、この日記でも昨年末から何度か触れているんですが、締切まで残すところあと4ヶ月となっています。どんな補助金事業なのかをざっとおさらいしておきますと、「住宅の性能を上げることで、光熱費を抑えつつ快適な暮らしをしよう」というのが一番の目的です。

具体的にどうするのかと言うと…例えば壁や屋根裏を断熱したり、断熱性の高い窓を入れたり、省エネ性能の高い設備器具を導入したりして、建物の性能を上げていきます。中でも内窓の取り付けは効果が得やすい上に、工期も短く補助率も高い(案件によって違いますが3割〜5割程度)ので、僕たちが受注した案件の7割がこの内窓取り付け工事でした。

導入したお客様からは「猛暑でのエアコンの効きが違う」とか「外からの騒音が消えた」など、やって良かったとのお声をいただいています。実は、僕自身も内窓入れてみたんです。窓を開けるのが二度手間になったとか、窓拭きの枚数が増えたとかそういうデメリットはありますが、それを差し引いてもたっぷりお釣りが来るほど快適です。

四季の家工房としての補助金申請実績は、3月末の申請開始から毎月2〜3件のペースで、現在のところ11案件の申請をしております。これが多いのか少ないのかはわかりませんが、1件も申請できなかった昨年に比べると、僕たちのような規模の建築屋としては、そこそこ多くのお客様に利用していただけているのかと思います。

で、残りあと4ヶ月、今年の12月31日で締め切りとなります。現在のところ予算の消化状況は、8月31日現在で「子育てエコホーム」が半分弱、「窓リノベ」が1/3程度、「給湯省エネ」が半分強となっております。

この調子ですと予算満了での打ち切りの心配はなさそうですが、締め切りギリギリになると駆け込みが増えることも考えられます。急に受注が増えると、工場がパンクして納期が延びる…なんてことも考えられます。申請してみたものの予算満了で補助金が出ない(涙)なんてことのないように、ご希望の場合は早め早めに動かれることをお勧めします。

昨年の反省点については以前の日記でも書いています。2023年10月19日の日記2023年10月20日の日記に書いていますので、よかったらそちらもご覧ください。
小野
2024.03.28
ちょっと先の話なのですが、イベントのご案内をいたします。どんなイベントかと言いますと…「東白川植林ツアー」と言って、文字通り「山に木を植える」ことがテーマのちょっとした遠足ですね。

これ、実は四季の家工房が企画運営するイベントではありません。岐阜No.1の材木問屋「後藤木材」さんが、取引先である私たち工務店のお客様である最終消費者の皆様に山(林業)を見ていただきたい…という思いで企画されています。

すでに家を建てられた方でしたら、我が家の材木がどんなところで育ったのかを見ていただいて、山へのお礼という意味で植林でお返しすることもできます。これから建てますという方は、森から切り出された木がどのような工程を経て材木になっていくのか、家づくりの最上流を見ていただけます。どちらでもないよ…という方でも、もちろん参加OKです!

「イベント概要」
イベント
東白川村植林ツアー
日時
令和6年5月18日(土) 10:00〜14:45
場所
東白川村(集合場所は道の駅「茶の里 東白川」)
参加費
昼食代として一人1100円(小さなお子様で昼食不要の場合は無料です)

まずは道の駅「茶の里 東白川」に集合してから、植林体験の山へ移動します。お昼まで植林体験をしていただき、皆で昼食をいただきます。午後は製材工場を見学したりして、道の駅に戻って解散…という流れです。

参加される際には、作業しやすい服装(長袖、長ズボンをお勧めします)、帽子、タオル、長靴、軍手、雨ガッパなどをご用意ください。

東白川村植林ツアーお申し込みは四季の家工房までご連絡ください。50名の定員に達し次第締め切りとなりますので、ご興味ある方はお早めにどうぞ。

親子で参加してもよいですし、大人だけでも楽しめるイベントだと思います。詳しくイベント案内のページや案内チラシをご確認ください。
小野
2024.01.15
昨年の日記と12月の「断熱リフォームをテーマとしたイベント」でもお知らせしたのですが、本年度の省エネ住宅に対する補助金について、ここでもう一度おさらいしておきます。

まずは対象期間ですが、これはすでに始まっていまして「令和5年11月から令和6年末まで」となっています。…が、補助金事業の性質上、予算額に達した時点で打ち止めとなります。ということなので、ギリギリに申請すると「もらえる」「もらえない」がわからない状態で工事をすることになりかねません。ですから、もしこの機会に省エネリフォームをお考えでしたら、早めに計画を始めるに越したことはありません。なので、しつこいかと思いますが、こうやって繰り返しご案内させてもらっています。

昨年と比べて今年の補助事業の特徴はと言いますと…まずは総予算が増えたことが挙げられます。目玉となるのが環境省の「先進的窓リノベ」ですが、こちらが1350億円…ってピンときませんが、仮に1件100万円の補助だとすると、135000件の工事で恩恵を得ることができるので、かなり大型の補助金事業と言っても良いですね。それに加え、国土交通省の「子育てエコホーム支援事業」の400億円、経済産業省の「給湯省エネ事業」の580億円と、3省あわせて併用することもできます。

結局何が言いたいのかと言いますと、「もし省エネリフォームを考えているのなら、今年は絶対お得です!」ということです。上手いこと言って、契約取りたいばっかじゃないの?と思われるかもしれませんが…まぁ、それも無いと言ったら嘘になりますが…でもホントこれは朗報なのです。

昨年もほぼ同じような内容の補助金事業はあったのですが、昨年はあまり上手いことこの制度を使えなかったのです。その反省は昨年の10月19日20日の日記で書きましたので、こちらも併せて読んでいただけると、「なぜしつこくお知らせしているか」がわかっていただけるかと思います。

補助金事業は予算消化と共に打ち切りとなりますので、早め早めの行動がポイントです。補助金の対象になる工事については細かく仕様が決まっていますので、ご自宅の工事が対象になるかどうかもお気軽にお尋ねください。
小野
2024.01.01
あけましておめでとうございます。

新しい年を迎えるたびにいつも思うのが…「今年はどんなモノづくりに出会うのだろうか!」ということです。モノづくりを仕事とする者にとって、こういうワクワク感は大きな原動力の一つです。こういう気持ちを持ち続けていれば、今年も良い年にできると思います。

地元の山県市では、ちょっとおもしろいプロジェクトも始まりそうで、どんな一年になるか楽しみです。本年も四季の家工房をよろしくお願いいたします。
小野