C様邸で印象深いのはピアノの音色です。2階のフリースペースに置いてあるのですが、特に大きな音を出しているわけでもないのに家中にいい音色が響き渡り、本当に心地よい音でした。

正直な話「ホテルのラウンジじゃないんだから、自動演奏ってどうよ？」…と思っていたのですが、この日を境に考え方が変わりました。CDとはぜんぜん違いますね。（ウチにも欲しいです！）

C様邸は設計期間が非常に長く、途中で中だるみをしてしまったこともありましたが、今にして思えば、そういう一見無駄な時間が間取りを熟成してくれたのだと思います。その間には予想もしていなかった事態も…下水が急転直下に敷設されましたね。浄化槽を入れてしまっていたら、まったく無駄になる所でした。ラッキーでした。

先日近くを通ったので、ちょっと外から拝見させてもらいましたが、庭の緑も落ち着いてきて、建物も地に根を張ったかのように周りの風景に溶け込んでいました。四季折々が楽しみなお宅です。