子どもの頃に訪れた祖父母の家をテーマに、古民家を意識してデザインした住宅です。全体の印象は古民家ですが、間取りや動線は現代の生活に合わせ、広がりのある空間を造りました。
柱や梁、腰壁などは、柿渋と色土を混ぜ合わせて着色しました。又、天井に竹を使ったり、囲炉裏の自在カギをイメージした照明器具を手造りしたり、遊び心も取り入れてあります。
柱や梁、腰壁などは、柿渋と色土を混ぜ合わせて着色しました。又、天井に竹を使ったり、囲炉裏の自在カギをイメージした照明器具を手造りしたり、遊び心も取り入れてあります。
お施主様は共働きのため、洗濯の物干し場を工夫しました。和室南側にウッドデッキを設け、デッキを囲むように木製の格子で囲み、透明の屋根を架けるよう提案しましたが、計画当初は和室の前に洗濯物を干すことに抵抗を感じていらっしゃいました。
そこで、お施主様に以下の点をご説明したところ、この仕様で決まりました。
(模型は1/50スケールです。)
そこで、お施主様に以下の点をご説明したところ、この仕様で決まりました。
- 和室に面していると、取り込んだものを畳にじかに置いても抵抗感がない。
- 洗濯物をたたむのにも和室は便利。
- 格子が和室の目隠しにもなる。
- 格子で囲まれたウッドデッキは、プライバシーの保てるインナーバルコニーのような位置付け。
- 格子で囲まれているので、夜間に窓を開放することができる。
(模型は1/50スケールです。)
和室南側の物干しスペースです。格子で外部から閉じた分、坪庭のような落ち着いた空間になりました。
鉢植えを並べたり、椅子を置いたり「遊べる場」にもなっています。上からも明かりが落ちてきて、まるで光溜まりのようです。
鉢植えを並べたり、椅子を置いたり「遊べる場」にもなっています。上からも明かりが落ちてきて、まるで光溜まりのようです。
階段は、木の空間の中にあえて鉄で作りました。スチールの桁に木製の踏み板を取り付け、踏み板にはスベリ止めを目的としたリブ加工を施しました。
階段部分はキッチンと居間を仕切る壁面収納にもなっています。壁面収納上部にはガラスをはめて天井を連続させました。
階段部分はキッチンと居間を仕切る壁面収納にもなっています。壁面収納上部にはガラスをはめて天井を連続させました。
ダイニングには吹き抜けを設けました。北側には縦長の窓を配置し、安定した明かりが一日中入ってくるようにしました。東側の大きな窓からは朝日がたっぷりと入ります。
2階の天井は屋根なりの斜め天井になっており、杉の野地板(30mm厚)をそのまま見せてあります。
2階の天井は屋根なりの斜め天井になっており、杉の野地板(30mm厚)をそのまま見せてあります。
ダイニングの吹き抜け空間には、畳2枚分の踊り場のようなスキップフロアを設けました。2階の床から60cm高くしてあります。
ここは父専用のスペース(書斎)であると共に、2階とロフトへの中継地でもあり、昇り降りや荷物の上げ下げが楽にできるようになっています。
ここは父専用のスペース(書斎)であると共に、2階とロフトへの中継地でもあり、昇り降りや荷物の上げ下げが楽にできるようになっています。
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