根尾川沿いの田園風景に立地する築90年の民家をリフォームしました。子世帯は既に独立しており、高齢者4人の住まいです。
主に水廻りのリフォームでしたが、生活動線や使い勝手はこれまでのライフスタイルを受け継ぎ、戸惑わないように配慮しました。
又、リフォーム部分と従来のまま使う空間が違和感なく繋がり、日本家屋の味わいを極力残すように細かなディティールを工夫しました。
主に水廻りのリフォームでしたが、生活動線や使い勝手はこれまでのライフスタイルを受け継ぎ、戸惑わないように配慮しました。
又、リフォーム部分と従来のまま使う空間が違和感なく繋がり、日本家屋の味わいを極力残すように細かなディティールを工夫しました。
「お風呂場を直したい」とのご相談をお受けしたのが、このリフォームのきっかけです。現状を見せていただくと、桧の浴槽は半分朽ちかけている状態でした。浴室内もとても寒いので、ご高齢の方にはちょっと辛いお風呂だと感じました。
又、現在お使いのトイレは、いわゆる昔の外雪隠(離れにあるトイレ)なので、これを室内に取り込みたい、室内の段差を解消したい、キッチンも使い勝手の良いものに変えたい…等々、高齢世帯の生活に直結したリフォームがプランニングのテーマとなりました。
明治時代の建物なのですが土台や柱などに目だった損傷はなく、屋根瓦の葺き替えや外壁のトタン張りなども必要に応じてメンテナンスが施されています。そのため築年数の割には状態が良い建物でした。しかし、現在の基準に照らすと十分な耐震性があるとは言えません。この点をどう対処するかが、お客様にとっても私たちにとっても大きな課題となりました。
全てを改修する費用は捻出できない…かと言って放っておくわけにも行きません。そこで、今回のリフォームの範囲が(2階が乗っていない)平屋部分であることに着目し、以下のような方針を立てました。
リフォーム範囲に寝室、キッチン、居間など生活のほとんどの時間を過ごす空間が含まれているため、この部分に的を絞って補強を施し、シェルターのような位置付けとしました。
又、現在お使いのトイレは、いわゆる昔の外雪隠(離れにあるトイレ)なので、これを室内に取り込みたい、室内の段差を解消したい、キッチンも使い勝手の良いものに変えたい…等々、高齢世帯の生活に直結したリフォームがプランニングのテーマとなりました。
明治時代の建物なのですが土台や柱などに目だった損傷はなく、屋根瓦の葺き替えや外壁のトタン張りなども必要に応じてメンテナンスが施されています。そのため築年数の割には状態が良い建物でした。しかし、現在の基準に照らすと十分な耐震性があるとは言えません。この点をどう対処するかが、お客様にとっても私たちにとっても大きな課題となりました。
全てを改修する費用は捻出できない…かと言って放っておくわけにも行きません。そこで、今回のリフォームの範囲が(2階が乗っていない)平屋部分であることに着目し、以下のような方針を立てました。
- 現存する梁や柱などの構造材及び壁は残す。
- リフォーム範囲の壁と床は構造用合板を用いて全面補強する。
リフォーム範囲に寝室、キッチン、居間など生活のほとんどの時間を過ごす空間が含まれているため、この部分に的を絞って補強を施し、シェルターのような位置付けとしました。
約40年使用した桧の風呂桶です。角の部分が腐食していますが、まだお湯はちゃんと溜めることが出来ます。
約40年使ってこの状態ですから木はすごいですね。ある意味、ユニットバスより耐久性に優れているような気がします。
約40年使ってこの状態ですから木はすごいですね。ある意味、ユニットバスより耐久性に優れているような気がします。
これで寝室は使えるようになりました。奥の壁は間仕切り壁ですが、この壁の反対側の水廻りは第二期工事となります。
住みながらのリフォームは、このようにエリアを分け、何期かに分けて工事をすることがあります。
住みながらのリフォームは、このようにエリアを分け、何期かに分けて工事をすることがあります。
寝室は、デイケアの行き帰りなどに配慮して、玄関から直接入ることができるようにしました。昔の日本家屋は土間から床までの高低差が大きな作りが多く、この家も例外ではありませんでした。
その段差を解消するためにイラストのようなステップを提案しました。(四季便りでも詳しくご紹介しています。)
その段差を解消するためにイラストのようなステップを提案しました。(四季便りでも詳しくご紹介しています。)
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