築50年ほどの木造住宅をリフォームしました。お施主様がご自分の持ち山で伐採した木材を使い、地元の大工さんの手で建てた昔ながらの建物です。
手入れも行き届いており、50年を経ても構造はしっかりしていてまだまだ使用可能な建物でしたが、生活スタイルに間取りが合わなくなっていたり、暗くて使いにくい部屋があったりで、今回のリフォームになりました。
綿密な施工計画と現場判断、そしてなにより施主さんの理解あって実現できたリフォームでした。(このリフォームは平成25年度の「住宅・建築物省エネ改修等推進事業」の補助金を受けています。)
手入れも行き届いており、50年を経ても構造はしっかりしていてまだまだ使用可能な建物でしたが、生活スタイルに間取りが合わなくなっていたり、暗くて使いにくい部屋があったりで、今回のリフォームになりました。
綿密な施工計画と現場判断、そしてなにより施主さんの理解あって実現できたリフォームでした。(このリフォームは平成25年度の「住宅・建築物省エネ改修等推進事業」の補助金を受けています。)
高齢のお母さんの生活動線を1階にまとめて、2階は若夫婦の生活スペースとするのがプランニングの前提ですが、キッチンと食事スペースの配置が計画の要となりました。
又、全てを新築のように作り替えるのではなく、古い部分をできるだけ残し新旧の折り合いをつけながら断熱性なども確保していくという、大変難易度の高いリフォームになりました。
又、全てを新築のように作り替えるのではなく、古い部分をできるだけ残し新旧の折り合いをつけながら断熱性なども確保していくという、大変難易度の高いリフォームになりました。
南東からの外観です。南面のルーフデッキは、肘掛窓にあわせて腰掛けられる高さとしました。目隠し格子は室内から眺望がきき、外部からの目線は切れる高さになっています。サッシは断熱サッシに交換しました。(1枚目がリフォーム前で、2枚目がリフォーム後です。)
1階南側の掃き出し窓は出窓を造作し、外壁は米杉のベベルサイディング張りとしました。欄間(ランマ)部分には昔の木の建具を残し、外側にFIX(はめ殺し)の断熱サッシを取り付けました。
出窓部分は食事スペースになっています。サッシは中央がFIX窓で左右が逆方向に開くので、東・南・西の3方向から風をキャッチできます。壁は全て貝殻漆喰塗りの左官仕上げです。調湿性や臭いの吸着に優れた壁材となっています。
出窓部分は食事スペースになっています。サッシは中央がFIX窓で左右が逆方向に開くので、東・南・西の3方向から風をキャッチできます。壁は全て貝殻漆喰塗りの左官仕上げです。調湿性や臭いの吸着に優れた壁材となっています。
二間続きの座敷のうち南側手前の座敷は居間になりました。押入れの一部は読書スペースになっています。奥座敷は今回のリフォームで手をつけていいない唯一の部屋となりました。(1枚目がリフォーム前で、2枚目がリフォーム後です。)
寒さ対策として、玄関ホールと廊下を仕切る扉を取り付けました。欄間(ランマ)部分には飛散防止のフィルムを貼ったガラスがはめ込まれています。
引違いの扉はレールで吊り下げる形にしましたので、床にはレールや段差はありません。扉は古い建具に枠を取り付けて再利用しました。
引違いの扉はレールで吊り下げる形にしましたので、床にはレールや段差はありません。扉は古い建具に枠を取り付けて再利用しました。
2階の一番奥に作った畳の間です。床は30cm程度小上りになっていますので、旧肘掛窓の高さを地窓のようにして使っています。
3帖ほどのスペースですが、壁も低めに抑えた天井も全て貝殻漆喰で白く塗り込みましたので、不思議と狭さを感じさせない空間となりました。畳の間への出入りは、にじり口のような低い開口をくぐって入ります。日常と切り離す演出です。
3帖ほどのスペースですが、壁も低めに抑えた天井も全て貝殻漆喰で白く塗り込みましたので、不思議と狭さを感じさせない空間となりました。畳の間への出入りは、にじり口のような低い開口をくぐって入ります。日常と切り離す演出です。
浴室に隣接するバスコートは、目隠しフェンスでプライバシーを守ります。2枚目の写真はバスコートを反対側から見たところですが、バスコートの半分はオープンになっており、半分は透明ポリカーボネイトの屋根がかかっていて洗濯干しのできるスペースになっています。
L字型に配置したキッチンの、シンク側カウンターです。ワークトップは重厚な2mm厚のステンレス板から加工してあり、コンロ側のカウンターには広い配膳スペースがあります。
下部の引き出しにはプッシュオープン式のレールを組み込んで、取っ手のないシンプルなデザインにしてあります。
下部の引き出しにはプッシュオープン式のレールを組み込んで、取っ手のないシンプルなデザインにしてあります。
大型の引き戸の中は食器収納棚になっています。扉には中空ポリカーボネイト板をはめて、中が見えるようにしてあります。ダンボールのような構造をした透明な中空ポリカーボネイト板は、見えるような見えないような曖昧な感じが良いです。
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