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完全自由設計の新築/リフォーム
家づくりの流れ
 
家を建てる方にとって最も大きな決断は、「誰に依頼するか?」と言う事ではないでしょうか。私たちもこのホームページを作る時には、どのWEBデザイナーに依頼しようかずいぶん調べましたし、迷いもしました。ネットを見まくって、理念や作風、サポートや地域性など何層ものふるいにかけて、「この人、いいんじゃないかな」と狙いを定めました。そして、ドキドキしながら最初のメールを送った事が、ついこの間の事のように思い出されます。

そして面談のアポを取って、実際に会ってお話をして、100%納得をした上で、正式に発注と言う流れになりました。もちろん、実際の家をお考えの客様と私たちが依頼したホームページでは、内容や扱う金額に大きな違いがあります。それでも、「人と人とが繋がりを持ってモノを創る」という事に関しては、基本的に同じようなスタンスだと思います。ですから、お客様からの依頼を受ける事を業(なりわい)とする私たちにとって、人に依頼すると言う経験は非常に有意義な経験でした。

他のモノづくりと同様に、家が出来あがるまでには様々な工程を経ます。ここでは四季の家工房の家づくりの流れを、写真を交えながら詳しくご紹介して行きます。
 
初対面から契約まで
 
1.初回の面談
ホームページの情報だけでは伝わらない事もたくさんあると思います。ですので、お会いしてお話をする事がお互いを知るという意味では最も近道です。

お電話かメールであらかじめ日程と場所の調整を行った上でお会いさせて頂くのですが、初めてお会いする時はお互いドキドキします。(実は私たちもドキドキします。)でも、最初の一歩なくしては何事も始まりませんのでお気軽にお申し出頂ければと思います。

最初の面談は、私たちの事を知って頂く事が目的ですので、知った結果「自分たちと合わないなぁ」とお感じでしたら遠慮なくお断り下さい。面談後に、こちらから突然ご訪問したり、お電話で継続営業したりは決して致しておりませんのでご安心下さい。(…と言うか、そんな事できる度胸はありません。)
 
2.ラフプランのお申し込み
初回の面談である程度方向性の一致をお感じ頂けましたら、ラフプランの作成をお申し込み下さい。この時に、住まいに対するご要望や敷地の条件などをインタビューさせて頂きます。なので、敷地の測量図や住宅地図などの資料がありましたら、予めご用意下さい。又、気になる雑誌の切抜きやご使用になる家具の寸法などがあれば、こちらも参考にさせて頂きます。

ラフプランの作成は、私たちを知って頂く、いわば「味見」ですので、ここまでは無償で対応させて頂きます。
 
3.ラフプランのご提案
家づくりの流れ
お申し込みから2週間を目処にラフプランのご提案を致します。ご提案で提出する資料は、間取り図、イメージスケッチ又は模型、そして概算見積りです。

ここで提出する資料は、「これをこのまま建てましょう」と言うご提案ではありません。もちろん、気に入って頂ければ、そのままたたき台にして計画を進める足ががりとしますが、私たちが最も見て頂きたい事は、ご要望をどのように解釈して間取りに
取り込んだか?と言う事です。今後私たちと一緒に家づくりを進めて行くのかどうか…こういった事を提出した資料から読み取って頂ければと思います。

ここでひとつお願いがあります。この時点でお断り頂く場合には、提出したラフプランを他社に持ち込んで見積もりをしたり、工事を依頼する事をご遠慮下さい。私たちもかなりのエネルギーと創造力を投入してご提案していますので、何卒ご理解頂きたく思います。又、ラフプランは1案のみのご提案とさせて頂いております。
 
4.お申し込み
ラフプランをご検討頂いた上で、家づくりのパートナーとして四季の家工房を選んで頂けましたら、正式にお申し込みをして頂きます。この時点でお申し込み金として20万円をお支払い頂きますが、このお申込金は後に見積りが確定して工事請負契約を締結する折に、工事金額に充当させて頂きます。

万が一、お申し込み後にお客様の理由により計画を中止する場合は、お申し込み金は返却致しかねますので、ご注意下さい。
 
5.間取りを決める(基本設計)
間取りを決める作業は、私たちが最も重要視する作業のひとつです。ご要望や予算を勘案しながら間取りを作成して、ご提案・ご説明を致します。お客様はその提案に対し、ご意見ご要望をどんどん出して下さい。プランの練り直しは時間が許す限り、何度でも対応致します。

ここで妥協すると一生後悔する事にもなりかねませんので、些細な事でも遠慮なくご意見下さい。ただし、全てのご要望が叶えられるとは限りません。法的、物理的に不可能な事もありますし、予算と言う壁も存在します。

そんな時も「だったら、こういう方法もあるじゃないか」とか「こういう使い方をすれば、ひとつの空間で兼用できる」とか、色々な角度から検討を致します。お客様からのご要望やキーワードがたくさんあればあるほど具体的にイメージしやすくなり、逆に困ってしまうのは「4LDKでお願いします」といった一言だけの場合です。この場合、どのように暮らしたいのかがイメージできません。

この「間取りを決める作業」には、少なくとも2〜3ヶ月、できれば半年くらいかけて頂きたいと思います。この期間には並行して地盤調査も行います。
 
6.詳細を決める(実施設計)
家づくりの流れ
間取りが決まったら、今度は細かい仕様を決める作業に進みます。

細かい仕様と言うのは、例えば床の仕上げならば、どういう樹種のフローリングをどういう塗装で仕上げるかとか、壁の仕上げはどうするかとか、設備関係ならば、コンセントやスイッチの位置や、照明器具の選定など、多岐にわたります。この間にも打ち合わせをはさみながら、図面を煮詰めていきます。

構造に関する詳細もこの工程で決めていきます。私たちは大工なので、木組みを考える事は得意なのですが、経験と勘に頼るだけでは安全性が確保されたとは言えません。そこで、外部の設計事務所に依頼して、構造上の安全性を再チェックしてもらっています。 ここで目標値とするのは建築基準法で要求されている構造安定性の約1.25倍程度です。

案件により異なりますが、実施設計は図面の枚数が数十枚に及ぶ事もあり、この作業に1〜2ヶ月かかります。又、この期間に建築確認申請の手続きも平行して行います。
 
7.見積り
図面が完成したら各業者に見積もりの依頼をします。ここで出た見積もりの総額が工事金額となります。一般的な工事請負の場合は、業者見積もりに元請けの利益分を上乗せした金額をお客様に提示するのですが、四季の家工房では各業者からの見積りはそのままお客様に提示しています。

私たちの設計や工事管理に必要な経費は総額の中に隠さずに、別枠で見積り計上しています。このようにコストを透明化する事は、VE(バリューエンジニアリング)が非常に有効になります。
 
ワンポイント!
VE(バリューエンジニアリング)とは
見積もりの結果、予算がオーバーしてしまった…と言う事はよくあります「プロのくせになんで予算をオーバーさせるの?」とお叱りの言葉を受けそうですが、実際ある事なのです。予算に余裕があるプロジェクトはめったになく、限られた予算の中でご要望をどれだけ実現できるか…いつもこんな葛藤の中で電卓片手にプランを練っています。それでも、なかなかピッタリと予算内に納まる事はありません。

どうしても納まらない時は間取りから考え直すしかありませんが、その前にやるべき事がVE(バリューエンジニアリング)です。バリューエンジニアリングとは価値を落さずにコストを抑える事ですが、例えば設備器具の変更や仕上げ材の変更、購入先の変更などで、コストを抑える事ができます。

この時、見積り価格が透明であれば、何をどう変えていくら金額が変わったと言う部分をきっちりご説明する事ができます。値段を下げるといっても、下げた結果イメージの違う建物になってしまっては本末転倒です。又、お客様にとっても具体性を欠く提案では、判断のしようもないのではないかと思います。
 
8.工事請負契約
工事金額が決まったら、いよいよ工事請負契約を結びます。契約と言うのは、どういう内容の建物をいくらで作るのかを約束する事なので、細かい内容と金額の明細が整っていなければ契約を結ぶ意味がありません。

1〜2枚の図面と工事総額だけでも契約はできますが、これでは約束の内容が曖昧です。「6.詳細を決める」で作成した図面は単に工事を進めるためだけのものではなく、お客様との約束の証でもあるのです。又、工事請負契約締結時に工事金額の一部(1/4〜1/3程度)をお支払頂きます。

工事請負契約には大きく分けて2つの形式があります。四季の家工房が元請けとなる「一括請負契約」、そして、各専門工事業者と直接契約を結ぶ「分離発注方式」の2種類です。どちらの契約形式でも、四季の家工房が完成まで責任を持って携わる事に変わりはありません。お客様のご都合や資金調達方法と合わせてご検討下さい。
 
9.地鎮祭
家づくりの流れ
着工の前に地鎮祭を行います。どうしても…と言うわけではありませんが、家づくりの大きな節目ですので、できれば行って頂きたいと思います。

土地や自然に感謝し、工事の安全と末長く幸せに暮らせるようお願いするのが地鎮祭です。お近くの神社に「家を建てるので、地鎮祭のご祈祷をお願いします。」とお願いすれば、引き受けてくれるでしょう。

通常は建て主さんから直接依頼して頂いていますが、もし、心当たりがない場合はご相談下さい。私たちがご紹介できるのは尾張猿田彦神社さんです。とても丁寧にご祈祷して頂けます。又、手作り地鎮祭を行った方もいらっしゃいます。形式にこだわらなくても家族が気持をひとつにすれば、きっと想いは届きますよ。
 
着工からお引き渡しまで
 
いよいよ、ここからが着工となります。専門用語がたくさん出てきますので、解説を加えながら工事の流れを説明していきます。
 
10.地縄
地鎮祭の日は建て主さんと四季の家工房が一緒に敷地にいるわけですから、同時に地縄を張ります。これは、敷地のどの位置に建物が建つのか、実際に地面に縄を張って位置を確かめる工程です。

これまでは1/50とか1/100といった図面の世界でのイメージだったものが、この時点で原寸として現れます。ここが玄関で、ここがキッチンで…なんて、縄で表示した家の中を歩き回る事もできます。

この時に「我が家って、こんなに小さいの?」とほとんどの方が感じられるようです。これは、何もない土地を縄で区切っただけで比較の対象がないせいだと思われますが、あまりがっかりしなくても大丈夫です。家が建つと今度は逆に大きく感じられます。
 
11.地盤改良
家づくりの流れ
必要に応じて地盤改良工事を行います。

地盤改良工事が必要かどうかは、地盤調査のデータに基づき判定します。表層地盤改良、柱状地盤改良、鋼管杭等々…敷地の状態に合った工法を適用します。

写真は柱状地盤改良に用いるオーガー(大型のドリル)です。
 
12.丁張り
家づくりの流れ
丁張りとは、基礎を作るための基準となる線と高さの基準を表示する工程です。これを目印にして土を掘ったり、鉄筋を組んだり、型枠を組んだりしていきます。

地縄が大まかな位置決めとすれば、丁張りは精密な位置決めです。ところで、直角はどうやって出すか知っていますか?

最近はレーザーによる位置出し器が普及していま
すが、ちょっと前までは原始的な方法で正確な直角や水平を出していました。

一辺がそれぞれ3m、4m、5mの三角形を作ると、直角を作る事ができます。32 + 42 =52 です。大工はこれを「サンシーゴーの矩(カネ)」と言っていますが、中学校で習った三平方の定理ですね。ちなみに、水平を出すのには水を使っていました。
 
13.地業
家づくりの流れ
丁張りに従って地面を掘削します。上手な基礎屋さんは、多めに掘って埋め戻すと言う事をしません。

土はいったん起こしてしまうと、容易に締め固まらないからです。ちょうど良い深さまで鋤取るように掘削したのち、砕石を敷いて、振動を与えて締め固めます。
 
14.鉄筋組み立て
鉄筋は、コンクリートのなじみが良いようにデコボコのついた異形鉄筋を使うのが一般的です。作業効率を上げるため、あらかじめ工場で曲げ加工してきたものを現場に搬入して組み立てていきます。

組み立てる順序を間違うと後で大変な手直しになってしまうので、鉄筋の上下位置関係や継ぎ手の位置など図面と現場をよく観察して段取りを決めます。組み立てには結束線と言う針金を用い、ハッカと呼ばれるカギ状の道具で緊結します。クルクルっと鮮やかな手つきで縛っていくのは見ているだけで楽しくなります。
 
15.配金検査
家づくりの流れ
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鉄筋が組み終わったら配筋検査をします。コンクリートを打設すると見えなくなってしまう部分なので、慎重に検査しお客様には写真で報告しています。

検査項目は以下の通りです。
・鉄筋の寸法 通常10mmと13mmを使い分けます。
・鉄筋の間隔 立ち上がり、べた基礎のベース筋は20cm以下としています。
・継ぎ手の重なり代 鉄筋同士を繋ぐ部分は、太さに対して40倍した長さを重ねて緊結します。
・開口補強 基礎の立ち上がりに開口を設ける場合、横筋と斜め筋で補強します。
・配管補強 直径が10cm以上の配管が基礎立ち上がりを貫通する部分は、貫通部分を囲むように補強します。
・かぶり厚さ コンクリートで鉄筋を包み込む厚さも規定されていますので、べた基礎ベース筋6cm、立ち上がり筋4cmが確保されているか確認し、スペーサーブロック等の状態を確認します。
・アンカーボルト 土台継ぎ手部分や耐力壁の端部にアンカーボルトを設置します。アンカーボルトの位置は図面であらかじめ位置を決めておきます。コンクリート打設時にアンカーボルトを設置する事を通称「田植え」と言いますが、精度の確保に問題があるので、打設前に設置して位置の確認をするようにしています。

以上を自主検査したうえで、保証会社(ジャパンホームシールド)による第三者検査を受けます。
 
16.コンクリート打設
家づくりの流れ
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鉄筋と型枠の準備が整ったらコンクリートの打設をしますが、ベース部分と立ち上がり部分の2工程に分けて打設するのが通常です。

コンクリートは同じように見えても調合によって性質が違うので、必ず搬入時に発注内容と出荷伝票を照合します。又、生コン工場を出荷した時刻と現場到着時刻も要チェックです。気温25℃未満では2時間、25℃以上では90分で打設を終了しなくてはなりません。ですから、コンクリート打設に立ち会う事はとても重要な事となります。
 
17.プレカット
家づくりの流れ
基礎工事と並行して、材木にホゾやホゾ穴を加工するプレカット加工を行います。

昔は大工が手加工で刻んでいた作業です。今は自動化されたロボットを使って効率良く加工しますが、これをプレカットと言います。(参考:四季便り

このままでも家を建てる事は出来ますが、機械加工だけではちょっと味気ないものになってしまいますので、四季の家工房の特徴である「木を活かし
た家づくり」をするためには、プレカット後に細かい手加工を加える事が必要です。

写真は加工前の材料納品時の検査と木配り(番付)作業です。
 
18.上棟
家づくりの流れ
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家づくりの流れ
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いよいよ上棟です。上棟はできるだけ短時間で一気に立ち上げますので、資材や人員の段取りがとても重要となってきます。

・足場 上棟に先立って足場を組み立て、材料を搬入します。
・クレーン 荷揚げには電動クレーンを使います。排気ガスも出ませんし非常に静かなので、住宅地などでは重宝します。
・資材の搬入 作業の進行に合わせて、材木屋、建材屋、運送会社などと搬入する資材の内容や予定時間など細かい打ち合わせをします。
・人員の手配 大工はもちろんですが、上棟専門の作業チームや後工程の屋根業者など、作業がスムーズに流れるように人員の手配を行います。

ただ、どれだけ準備を万端に整えても、どうにもならないのが天候です。お客様としても大切な家を濡らしたくはないでしょうし、私たちとしても危険が増えるので、できれば雨の日は避けたいです。上棟予定日の1週間前くらいから天気予報とにらめっこの日が続きますが、こればかりは運を天に任せるしかありません。まさに「人事を尽くして天命を待つ」心境です。
 
19.屋根工事
家づくりの流れ
上棟後はできるだけ早く屋根工事を行います。現在の建物は昔の建物と違い、屋根面の通期層や断熱材の敷き込み、耐力壁と取りあう下屋根があったりして、屋根施工までの木工事が増えています。

屋根下葺き材のルーフィングと言うシートを敷けばとりあえずの雨仕舞いはできるので、上棟作業をスムーズに進める事は非常に重要です。
 
20.耐力壁の施工
家づくりの流れ
耐力壁とは地震力や風圧力に抵抗するための重要な部位です。この耐力壁には筋交いのような斜材を用いる工法と、面材による工法がありますが、四季の家工房では主に面材を使っています。

使用する理由としては、面材で外壁面を包む事による気密性の確保と、断熱材を均一に施工できる(筋交いがあると均一にならない)事が挙げられます。
面材の性能をフルに発揮させるためには、指定された釘を用いて指定された間隔で留めつける事が重要です。又、必要以上に釘の頭をめり込ませると面材自体が破損し、耐力壁としての働きが期待できませんので注意が必要です。

構造用の面材として認められている資材はいくつもありますが、四季の家工房では通気性に優れているモイス(三菱マテリアル建材)やダイライト(大建工業)をよく使います。
 
21.構造検査
家づくりの流れ
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木工事の構造に関わる工程が終了したら、構造検査を行いお客様に写真で報告します。(上棟時にチェックする項目もあります。)

・床下換気 基礎パッキンにより床下換気を取りますが、パッキンの配置がメーカーの施工基準通りか確認します。(柱下部、アンカーボルト部、土台継ぎ手部、その他1m以内ごと。)
・アンカーボルト 締め付け強度を確認します。
・部材 柱や梁が指定通りに納まっているか確認します。
・耐力壁 図面通りに配置されているか、釘の種類と間隔は指定通りか、釘頭のめり込みはないか、面材端部から15mm以上の離れが取れているかなどを確認します。
・接合金物 柱と梁、梁と梁、垂木と桁(棟)などの接合金物が指定通りか検査します。

以上を自主検査した上で、保証会社(ジャパンホームシールド)による第三者検査を受けます。フラット35の融資を受ける場合は、この時点で検査機関による中間検査も受けます。
 
22.外壁の防水
家づくりの流れ
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防水シート(デュポン製タイベックシート)と防水テープを使用して、外壁の防水施工を行います。この防水シート貼りは、アルミサッシ取り付けの前後の工程にまたがるので細かい施工計画が必要です。バルコニーの防水層がある場合もこの工程で取り付けます。

防水シートの施工は、窓、屋根、バルコニー、バルコニーの手摺壁、土台水切り等、各種の要素が取り合うので、一見単純に見えて非常に複雑です。特に下屋根や窓と絡む部分は、順番を間違えると取り返しのつかない事になります。一般的に防水シートの施工は「紙貼り」と言われて軽く見られているようですが、実は重要な工程なのです。

換気扇や外部コンセントの電線など、やむを得ず防水シートを貫通する部分は、防水シートの層で一次シーリングをし、フードや器具を付ける段階で二次シーリングの処置をします。

以上を自主検査したうえで、保証会社(ジャパンホームシールド)による第三者検査を受けます。
 
23.外壁の仕上げ
家づくりの流れ
外壁の仕上げは、案件によって異なります。左官屋によるコテ仕上げや、大工による板貼り、サイディング、板金等々…仕上げによって施工する業者も変わります。仕様によっては更に塗装工事が加わります。

外壁が仕上がると、換気扇のフードや雨樋などの取り付けを行い、最後に外部の総点検をします。手直しがあればこの時点で手配し、全て確認できてから外部足場を撤去します。

上棟から足場の撤去までだいたい2〜3か月かかります。
 
24.内部造作
家づくりの流れ
外部の工事と並行して、内部木工事、並びに設備関係の配線、配管工事が進められます。上棟の混乱が落ち着き、雨仕舞いも完了した頃を見計らって、大工や設備関係の業者を集めて一度現場でミーティングを開きます。

大工と設備業者が共通の仕上がりイメージを認識しないでバラバラに作業を進めてしまうと、完成度の低い家しか作る事ができません。特に業者が変わったり、業者は同じでも現場担当者が変わった
りする時は、人間関係をスムーズにしておく事も重要です。

内部造作とは、室内側の床、壁、天井を作り、出入り口や窓周りの開口を作る作業です。造り付けの家具や手作りキッチンなどもこの工程で造ります。目に見える部分、手で触る部分、設備と取り合う部分など何らかの機能を持っているので、仕上がり具合や手の感触、寸法などに細かな配慮をしながら進めます。
 
25.建具採寸・建て込み
木工事が終わった時点で建具屋を呼び、内部の出入り口に取り付ける建具(木製扉、障子、襖など)の寸法を採寸します。建具は工場で制作しますが、取り付けるのは次項の内部仕上げ後、竣工直前のタイミングになります。
 
26.畳採寸・敷き込み
同じ時期に畳の採寸も行います。敷き込みは最終的な清掃が終了して、引き渡し間際の最終工程になります。
 
27.内部仕上げ
家づくりの流れ
木工事が終わると、塗装や左官といった仕上げ工程に入ります。近年の建築の流れでは、このような「水を使う」業種は工期短縮やコストダウンの観点から採用されない建物が多くなっていますが、四季の家工房では積極的に参加してもらっています。

この仕上げ工程には、多少ゆとりを持って工期の設定をしていきます。せっかく塗った壁に振動でひびが入ったり、塗面に埃がついたりしては意味が
ありませんので、できるだけ他の業種を入れずに単業種に専念してもらいます。

写真はチャフウォール(貝殻しっくい)の吹き付け塗装です。
 
28.設備関係の仕上げ
壁や天井が仕上がったら、スイッチやコンセント、給排水器具など設備関係の仕上げ工程になります。取り付けが終わったら試運転を行い、動作や機能を確認します。
 
29.竣工クリーニング(清掃)
全ての工事が終わったら竣工クリーニングを行います。床の養生をめくり、梁の上やサッシのレールに積もった工事中の埃や塵をきれいに掃除していきます。工事現場が住まいに変わる瞬間です。

専門の清掃業者を入れる場合もありますが、担当した大工が清掃する場合もあります。いずれの場合も清掃と同時に最後の総点検の意味も込めています。
 
30.網戸・雨戸 取り付け
竣工クリーニングでサッシのレールがきれいになったら、網戸と雨戸を取り付けます。同時にサッシの開閉状況や施錠を最終点検して完成です。
 
31.完了検査
全ての工程が完了したら、検査機関による完了検査を受けます。
 
32.お引き渡し
家づくりの流れ
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家づくりの流れ

各種検査済証、保証書等を揃えて、建物のお引き渡しを致します。これで工事は終わりですが、私たちのお付き合いは、ここからが始まりとなります。
 
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