|
|
|
|
区画整理に伴う建て替え工事のご依頼を頂きました。当初は2階建てがご要望だったのですが、敷地にもゆとりがあり、高齢者の同居が前提の住宅だったため、平屋建てでご提案したところ採用して頂けました。
又、過去に付近の用水路が氾濫した経緯があったので、建て替えにあたっては盛り土をして敷地の高さを調整しました。そのため道路と建物との高低差が生じましたが、アプローチの動線やスロープを工夫して車イスでも無理なく移動できるようにしました。 |
|
|
間取り作りの中心になったのは、ご高齢のおばあさんの部屋と内外との関係性です。普段の日中はほとんどお一人になるのでキッチンや食事スペースに近い方が良いのですが、夜は生活の時間帯が違うのである程度の独立性が必要になります。
又、夜中に何度もトイレに起きるため、リビングを通らずに直接トイレに行けるような動線も必要です。当然ながら、廊下や出入り口の幅員も車イスの通行が前提となります。
外部とのつながりについては、近隣のお年寄りと気軽にコミュニケ―ションできるように、おばあさんの部屋の縁側は外部からオープンなエリアに設けました。反面、オープンすぎるのは落ち着かないので、家族で使用するウッドデッキはプライベートなエリアに設けてあります。
普段はおばあさんを含めて3人のご家族での生活ですが、近所に住む孫やひ孫が集まる時には10人以上で使える余裕も必要です。そのため、作業スペースの大きなアイランドキッチンやリビングとつながるウッドデッキなど、ワイワイ楽しめるスペースも充実させてあります。 |
|
|
|
|
|
横長の平屋建ての家ですが、中央のリビングは斜め天井とハイサイド窓が付き、室内はとても明るくなっています。 |
|
|
|
区画整理で3方向が道路と接するようになりましたが、以前の家と同様に東からのアプローチとしました。コンクリートブロック3段分の盛り土をしてあります。 |
|
|
|
|
|
スロープの突き当たりはテラスになっていて、おばあさんの部屋の縁側があります。ここで近所のお年寄りたちが集います。
ここまでがオープンなエリアで、木格子の左手はプライベートなお庭になります。 |
|
|
|
|
玄関にはシューズクローゼットと納戸が隣接していますが、腰高の下足入れを設けて横移動の手摺り代わりにもなっています。反対側には縦の手摺りもあって、昇り降りや立ち上がり動作をサポートします。お出かけ前の身だしなみチェックのための姿見の鏡も付いています。欄間の彫刻は建て替え前の旧宅からの移設です。 |
|
|
|
|
シューズクローゼットの内部です。下足棚は宙に浮かせてありますので、長靴などを下に置く事ができます。中央のスペースはゴルフバック置き場です。郵便受けの取り出し口はシューズクローゼットの中にありますので、雨の日やパジャマ姿でも郵便物や新聞を取り込めて便利です。
|
|
|
|
|
廊下幅にもゆとりを持たせ、メインの動線には手すりを付けてあります。
|
|
|
|
|
おばあさんの部屋です。左手の窓には縁側が付いています。右手の扉をあけると、広縁を通って食事スペースに行ける動線と、広縁越しのウッドデッキとつながります。右に写真は、おばあさんの部屋から広縁超しにウッドデッキを見た所ですが、ウッドデッキには屋根が付いているので雨の日にも使う事ができます。 |
|
|
|
おばあさんの部屋からは、廊下を横切って直接トイレに行けるようになっています。 |
|
|
|
|
|
トイレと手洗いです。トイレは広めにしてマルチシンクも付けてあります。夜中のトイレで目が覚醒してしまわないように、センサー付きのぼんやり灯る照明を選びました。
|
|
|
|
リビングからキッチンにかけては、屋根勾配なりの斜め天井とハイサイド窓が特徴です。
明るいパインのフローリングと、チャフウォールの白い壁とで、とても明るい室内になりました。左手の窓にはウッドデッキがつながります。 |
|
|
|
|
|
ウッドデッキを西から見たところです。目隠し格子は、座っていれば外からの目線が切れて、立てば外を見る事ができる高さにしてあります。
デッキの前の島状の部分は、石を張ったバーベキュースタンドの場所になります。 |
|
|
|
キッチンはオリジナルで製作しました。女性が多いので、作業スペースを十分に取ってゆったりと調理や後片付けができるようにしてあります。水廻りの床にはコルクタイルを貼りました。 |
|
|
|
|
|
収納は全て引き出しとし、プルオープンタイプのレールを使って取っ手不要のシンプルなデザインにしました。 |
|
|
|
|
大容量の壁面収納を造り付けてあります。テーブル上の照明は、旧宅の解体材を再利用したオリジナルです。右の写真が壁面収納の扉を開けた所です。 |
|
|
|
|
キッチンに隣接する家事スペースには、アイロンがけの作業台や、土付き野菜を洗う業務用シンクがあります。 |
|
|
|
リビングのテレビボードも造り付けです。テレビボードに仕込んだ間接照明は、テレビの背面の壁を照らす事によって目の疲れを抑える働きがあります。 |
|
|
|
|
|
普段は和室もリビングの一部になっています。天井との隙間には間接照明が埋め込みました。来客時には襖を閉めて使ってもらいますが、天井はひとつながりのままです。 |
|
|
|
和室のしつらえは旧宅を踏襲してあります。使用した材料も一部解体材の再利用です。 |
|
|
|
|
|
寝室のカウンターデスクです。左手の一段低いカウンターにはテレビが乗ります。 |
|
|
|
|
|
|
梁の上には蛍光灯を取り付けてありますが、直接目に入らないようにアクリル板を側面に立ててあります。 |
|
|
|
|
|
|
リビングに設置した蓄熱暖房機です。これ1台ではメインの暖房にはなりませんが、ほんわかと室温を保ってくれるので、夜の帰宅時や朝起きた時などとても楽に暮らせます。 |
|
|
|
四季の家工房の家はライフスタイルに考慮した「あなただけの家」です。
間取りや細部にとことんまでこだわり、あなたと共に造り上げます。
四季の家工房の家にご興味を持ちましたらお気軽に資料をご請求下さい。 |
|
|
|
|
>> 施工実績一覧に戻る |
|